たまに起きる不具合でPCでiPhoneが
認識されないという事があります。
ほとんどはPC側の問題が多くて、
ちょっとしたアップデートや状況で
上手く動作してくれない事が多いです。
そんなときも慌てずにいろいろ対処法
を知っていれば、すぐに解決できますよね。
今回は、WindowsPCでiPhoneが
認識されない時にいろいろ試せる方法を紹介します。
問題の切り分けをしたら簡単な方法から難しい方法へチャレンジしよう!
まずは簡単で比較的解決しやすい方法から順番よく試していきましょう。
それでも解決しない場合は、次の難しめのステップへとやり方を変えていろいろ試してみます。
ちなみに、WindowsPCをお使いのユーザーは、必ずiTunesをインストールしてからいろいろ試してみてくださいね。
簡単な操作で解決する方法
まずは比較的簡単なやり方でよく解決できている方法を試しいていきましょう!
Lightningケーブルの不具合を疑う
いろいろ次のステップを試す前にこちらを確認してから次に移りましょう。
後から「実はケーブルに問題があった」では徒労に終わって悲しくなります。
まず次の症状が出ていないか?確認してみてくださいね。
【Lightningケーブルの不具合】
- 充電はできるがデータ通信(PCで認識されない)ができない
Lightningケーブルの不具合は見た目じゃわかりません。
もし上のような状態であれば、別のLightningケーブルを使用するか買い替えて下さい。
Lightningケーブルは「データ線(D+, D-)」「電源(Vbus )」「グラウンド(GND)」の計4本が1本となっています。
そのいずれかが断線している可能性があります。
他にもUSBケーブルのコネクタ側に内蔵されているチップの故障も疑われることがあるので、友達から正常動作中の物を一式借りれるなら一度試してみてください。
Lightningケーブルが純正品やMFi認証製品を使っていない
LightningケーブルにはApple社が決めた規格仕様があります。
それ以外のケーブルを使うことはiPhoneを故障させる原因にもなるので止めてください。
純正Lightningケーブルについて詳しく書いた記事がありますので、こちらも参考にしてください。
⇒ Lightningケーブルは純正品かMFi製品を強く勧める理由
写真を撮影してから繋ぎなおす(デバイスの自動再生機能を動かす)
WindowsPCのお節介機能には、しばらく使用していないと勝手に接続を切る機能があります。
この仕様が機能していることを考えて、スクショでもいいので写真を撮影した後で純正LightningケーブルでPCと接続してみてください。
PCの接続ポートを差し替える
1つのポートで認識しないなら別のポートに差し込んでみます。
できればUSBハブを使わずに直接PCに差し込むようにしていくつかのポートを試してみてください。
iPhoneとPC接続時には「ロック画面」解除後にUSBポートに挿す
iOS10.0.2にアップデート以降、PCがiPhoneを認識しなくなった問題が出たらこのやり方に気をつけるだけであっけなく解決できることがあります。
イオスはWindows7ユーザーですが、今までこの問題が出たことはありません。
ですが、iPhoneは必ず「ロック画面解除してからUSBポートにさす」をしています。
USBポートに差し込んでからエクスプローラーでマイコンピューターを開いて「F5」で更新しても認識させることができます。
パスコードの設定をOFFにする
同じロック画面に関するトラブルで「パスコード」がトラブルを起こすことが分かっています。
iOS上の問題なので、これを解決するにはWindowsPCと接続するときは一時的にパスコードでロックする設定をOFFにしておけば、接続を認識してくれます。
最新のiOSではこの問題が解決されているようですが、もし同じ問題が起きている方は一度試してみてください。
【パスコードの設定を変更する】
「設定」→「Touch IDとパスコード」→「パスコードをオフにする」
iPhoneのキャッシュをクリアする
まれにiPhoneの内臓メモリにトラブルを抱えていることがあります。
そんな時は「簡易リセット」をして、iPhoneのメモリをリフレッシュする事でうまく行く事があります。
【iPhone 6s/6s Plus/SE以前の端末で簡易リセットする】
- スリープ/スリープ解除ボタン+ホームボタンを同時に長押し
- 5秒後に画面が真っ暗になる(そのままボタンは押しっぱなし)
- 画面に林檎マークが表示される
- リセット完了
【iPhone 7/7 Plusで簡易リセットする】
- スリープ/スリープ解除ボタン+音量ボタン(ダウン)を同時に長押し
- 5秒後に画面が真っ暗になる(そのままボタンは押しっぱなし)
- 画面に林檎マークが表示される
- リセット完了
この簡易リセットは電源ボタンでOFFにできない時、フリーズしてどんな操作も受け付けないという時にも有効です。
【AssisitveTouchから簡易リセットする】
ボタン操作ができなかったり、少しでもiPhoneの物理ボタンを長持ちさせるために「AssisitveTouch」を使っている人は多いと思います。
実はこの機能の「画面をロック」機能をロングタップ(2秒くらい)すると、簡易リセットができます。
- AssisitveTouchの「画面をロック」をロングタップ(2秒程度)
- 「スライドで電源オフ」と表示される
※画面下には「キャンセル」もあります。 - 何も操作しないで約10秒経過すると直前の操作画面へ戻ります。
iPhoneとPCを再起動してみる
万能な解決方法として両デバイスを再起動すると、エラーが解決できることが多いです。
iTunesとiOSをバージョンアップする
特にiTunesは頻繁にアップデートするので、最新版が配布されていたらバージョンアップしてから使用してください。
※まれにWindowsもアップデートする必要があります。
PC側を操作して不具合解消する
ここからはPCを操作して不具合を継承するために難しい設定をしていきます。
あまり得意じゃない方は、詳しい人に相談したりお願いするなどしてくださいね。
Windowsデバイスドライバを更新してみる
PCにiPhoneを認識させるためのドライバソフトが壊れていたり不具合を起こしている時は、ドライバソフトを更新すると再認識することがあります。
【デバイスドライバの更新方法】
※Windowsでのやり方になります。
- iPhoneをPCと接続した状態で「マイコンピュータ」で右クリック
↓
デバイスマネージャーを開く - 「Apple Mobile Device USB Driver」で右クリック
→表示メニューから「ドライバソフトウェアの更新」を左クリック
↓
「コンピューターを参照してドライバソフトウェア検索します」と出たらソコを左クリック
↓
「参照」先を次のように指定します。
⇒ Program Files→Common Files→Apple→Mobile Device Support→「Drivers」
↓
「次へ」を左クリックしてしばらく待ちます。 - 「ドライバソフトウェアが正常に更新されました。」と出たらデバイスマネージャーを閉じる。
- iTunesやマイコンピューターで正常に表示されているか確認する。
ドライバを更新できない時の対処法
上の操作を試した時に「このデバイスに最適なドライバーソフトウェアが既にインストールされています。デバイス用のドライバーソフトウェアが最新であることが確認されました。」と表示されて更新できない時は、次の操作を試してください。
Apple関連ソフト・ドライバーの入れなおし
まずは純正ケーブルを使ってPCとの接続をやり直しましょう。
- iPhoneをPCから切り離して、再接続。
※この時、iTunesが起動したら一旦終了させる。 - PCの「デバイスマネージャー」から USBデバイスでエラーになっているのを削除
- Apple関連のアプリをすべてアンインストールする
【アンインストールするオススメの順番】
3-1.iTunes
3-2.Apple Software Update
3-3.Apple Mobile Device Support
3-4.Bonjour
3-5.Apple Application Support (32 ビット)
3-6.Apple Application Support (64 ビット)
PC再起動後、iTunes再インストールしましょう。
このステップをやり終えたら、上記と同じやり方で接続します。
もしPCに接続したときにiPhoneに「このコンピュータを信頼しますか?」という警告が表示されたら、デバイスのロックを解除して「信頼」をタップしてください。
「Apple Mobile Device USB Driver(AMDS)」を再起動する
AMDSというのはWindowsPCでiPhoneの接続管理などをするドライバソフトです。
これに何か不具合が起きていて接続しても正しく認識してくれない時には、ソフトウェアを再起動してみましょう。
【AMDSの再起動方法】
- iTunes を終了させる、iPhoneはPCから接続を外す。
- PCのキーボードで「Windowsキー」+「R」キーを同時押し。
→「ファイル名を指定して実行」コマンドが起動する。 - 「services.msc」と入力後「OK」をクリック。
→「サービスコンソール」が開く。 - 「Apple Mobile Device Service」を右クリック、ショートカットメニュー内の「プロパティ」をクリック。
- 「停止」をクリックしてサービスを停止させる。
※使用中のメニューボタンはグレーアウトしている
- サービスが停止したら「開始」をクリック
→サービスを開始させる。 - ウインドウの「適用」をクリックし後に「OK」をクリックして終了。
- PCを再起動する。
- iTunes を起動してiPhoneを接続する。
この手順でもまだPCがiPhoneを認識してくれない場合は、ソフトウェアドライバが壊れていたり何か別の問題を抱えているかもしれません。
その時はソフトウェアを再インストールしてみましょう。
Apple Mobile Device USB Driverを再インストールする
iPhoneをPCで認識するためには専用のドライバという物が必要です。
もしドライバが壊れていたり、何故かインストールされていないなら入れておきましょう。
【Apple Mobile Device USB Driverのインストール】
- iPhoneをPCから取り外す。
- iPhoneを再接続する。
※iTunes が開いたら閉じる。 - キーボードの「Windows + R」キーを押して「ファイル名を指定して実行」コマンドを開く。
- 「ファイル名を指定して実行」ウインドウに次の通りに入力します。
「%ProgramFiles%\Common Files\Apple\Mobile Device Support\Drivers
」
- 「OK」をクリック。
- 「スタートアップの種類」ポップアップメニューを「自動」に設定します。
- 開いたエクスプローラ上でファイル名が「
usbaapl64.inf
」か「usbaapl.inf
」ファイルを右クリックして「インストール」を選択
「種類」で「セットアップ情報」となっているファイルです。
拡張子が「.inf」のファイルをインストールしてください。
- PCからiPhoneを取り外した後、コンピュータを再起動する。
- iPhoneを再接続して、iTunes を開く。
【Apple Mobile Device USB Driverのインストール確認】
PCの「デバイスマネージャー」から「Apple Mobile Device USB Driver」のインストールを確認するには次の手順で開きます。
- PC側キーボードで「Windowsボタン」 +「R」キーを押す。
→「ファイル名を指定して実行」コマンドを開く。 - 「ファイル名を指定した実行」で「
devmgmt.msc
」と入力。
→「OK」をクリック→「デバイス マネージャー」が開く。 - 「ユニバーサル シリアル バス コントローラー」で全てを展開する(矢印をクリックすると中が見れる)
- 「Apple Mobile Device USB Driver」が表示されているか確認する。
これの作業をやってもまだ認識されない場合は、PCにインストールしてあるウイルススキャン系ソフトがセキュリティ上の安全対策で接続を止めている可能性があります。
その場合は個別にウイルススキャンソフトの販売会社へ問い合わせたりFAQで接続方法について記載が無いか探してみてください。