iPhoneを使うことになったら手始めに
いじる設定の1つに「キーボード」があります。
今後長いお付き合いになるので、
iPhone独特の操作方法の感覚を
つかむ意味でもキーボードの特性や
入力効率を上げる設定変更を始めにやっちゃいましょう!
目次
キーボード入力効率を上げる設定変更と小技集
キーボードの設定は「設定」→「一般」→「キーボード」から変更します。
いろんな設定がありますが、まず基本の入力支援機能を、自分が使い勝手の良い設定へ変更しましょう。
入力を効率よくする支援機能の変更
実際にどんな風に支援してくれるかを確認しながらいる/いらないを取捨選択します。
キーボードの種類を最低限に減らす
まずはあなたのキーボードの使い方を決めます。
- 「ローマ字入力」:ユーザーが多くPCと同じ入力方式
- 「フリック入力」:次にスマホならではの入力方式
このどちらかで今後使っていくのかを決める事がスタートになります。
あなたが一番慣れていて早く入力できる方法で固定して下さい。
【キーボードを1つに固定する方法】
「設定」
↓
「一般」
↓
「キーボード」
↓
「キーボード」
↓
「編集」で普段使わない他の言語のキーボードを削除
これで普段使うものだけ表示されるはずです。
※いつか必要になったら同じ設定から呼び出して追加する事で元に戻す事ができます。
これは標準搭載のキーボード以外に固定する時も同じ方法で設定することで、標準キーボードを非表示にする事ができます。
【キーボードを社外アプリ1つのみにする変更方法】
「設定」
↓
「一般」
↓
「キーボード」
↓
「キーボード」
↓
「編集」
↓
該当アプリ以外を削除
英字キーボードの配列を変更する
英字入力キーボードは初期設定で「QWERTY配列」になっています。
特にこだわりがなければこのまま使用してください。
【英字入力キーボードの配列変更方法】
- 「設定」→「一般」→「キーボード」→「キーボード」→「英語(日本)」か「英語」をタップ
- 好みのキー配列を選択
他のキー配列候補:AZERTY、QWERTZ
出典:http://sbapp.net/wp-content/uploads/2015/09/6_keyboard_20170521_up.png
英文を快適に入力する支援機能の設定変更
英文を良く入力するならこちらの機能はONにしておく事で、かなり楽になります。
英単語の誤字を修正する「自動修正」機能
英単語などを入力した時に自動でスペルチェックをかけて、正しい英単語に修正してくれます。
- 「設定」→「一般」→「キーボード」
- 「自動修正」のスイッチをOFF
ですが、この機能がONになっているとIDやパスワード入力画面でも修正してしまうので、ウザイと感じたらOFFにしてください。
英単語の頭文字を自動的に大文字入力する機能「自動大文字入力」
英単語の入力時に自動で頭文字を大文字化してくれる機能。
この機能もONになっているとIDやパスワード入力画面でも修正してしまうので、ウザイと感じたらOFFにしてください。
通常は「シフト」ボタンを一度タップしてから入力すれば任意の部分を1文字分だけ大文字で入力できます。
- 「設定」→「一般」→「キーボード」
- 「自動大文字入力」のスイッチをOFF
英単語や英字のスペルチェックする自動「スペルチェック」機能
入力した英単語などのスペルを自動チェックし変換候補を表示してくれる機能。
自分でタップしなければ勝手に入力されたりもしないので、基本ONでいいと思います。
- 「設定」→「一般」→「キーボード」→「英語」
- 「スペルチェック」のスイッチをON
文章に続く英単語を提案してくれる「予測」機能
英字キーボードで英文や英単語を入力すると、キーボード上部に予測される英単語や英文の入力候補を表示してくれる機能。
日本語入力しか使わないのであれば「OFF」にした方が、入力画面を占領しないので見やすくなります。
- 「設定」→「一般」→「キーボード」→「英語」
- 「予測」スイッチをタップでON/OFF
ピリオド(.)をキーボード切り替えなしで入力出来る「ピリオドの簡易入力」機能
数字入力キーボードへ切り替える事無く、「スペース」キーを2度タップするだけでピリオド「.」が入力できる機能。
- 「設定」→「一般」→「キーボード」
- 「ピリオドの管理入力」スイッチをタップでON
入力補助する支援機能
スマホならではの補助機能ばかり。
使って損はないですよ。
キーを拡大表示する機能「文字プレビュー」
キーボードのキーに指を乗せると、今どのキーを押しているのか拡大表示して教える機能。
視力が弱い人・老眼の人などiPhoneのキーボード文字が小さいと感じたらスイッチONしてね!
- 「設定」→「一般」→「キーボード」
- 「文字プレビュー」スイッチをタップでON
音声で文字入力ができる「音声入力」機能
キーボードの「マイクボタン」をタップすると声でテキスト入力できる機能。
英語を話してもちゃんとスペル入力してくれますよ!(発音/滑舌注意)
- 「設定」→「一般」→「キーボード」
- 「音声入力」のスイッチをタップでON
※ONにすると英字/日本語の切り替えボタン(地球マーク)横に表示されるので誤タップが増える。
連続で大文字入力ができる「Caps Lockの使用」機能
キーボードが表示されている状態で「シフトボタン」を2度タップすると、解除されるまで大文字入力が維持される機能。
- 「設定」→「一般」→「キーボード」
- 「Caps Lockの使用」スイッチをタップでON
iPhoneキーボードの小技集
知らないだけの隠れ機能がまだまだありますよ!
連続して同じ文字を入力する設定変更
「フリック入力」だけにすれば、連続タップで「あああああ」とか入力し続ける事ができるようになります。
【キーボードのフリック入力設定】
「設定」→「一般」→「キーボード」→「かな」→「フリックのみ」のスイッチをON
フリック入力画面
ただしこの設定変更ができるのはiPhone標準のキーボードのみです。
フリック専用キーボードアプリを利用するには、個別にキーボード切り替えが必要です。
もし「フリック入力」に慣れていない人が連続同文字入力したいなら、通常はこんなやり方になります。
- 1文字打ったら、ちょっと待って次の文字を入力の繰り返し
- 1文字打ったら「確定」をタップして次の文字を入力の繰り返し
キーボードの入力時の音を消す
iPhoneのキーボード入力していると「プチプチ」音がします。
その音がウザイと感じたらこちらの設定を変更してください。
【iPhone標準キーボードのクリック音を消す】
- 「設定」→「サウンド」
- 画面最下部の「キーボードのクリック」スイッチをタップでOFFにする。
他にもiPhone横のサイレントモードスイッチで「マナーモード」にすれば、クリック音が鳴りません。
よく使う(長文等の)文字列を辞書登録する
例えば携帯のメアドとか住所とか電話番号とかを1文字入力して変換すれば、すぐに表示されるようになるとスゴク入力効率が上がります。
【文字列のユーザー辞書登録】
- 「設定」→「一般」→「キーボード」→「ユーザー辞書」
- 画面右上の「+」をタップ
- 登録したい「単語」を登録する。
ここでのポイントは、単語は正しく入力して「よみ」を1文字で登録すること。
その方が読み出し/入力を早くできて効率的です。
【効率よく入力するための単語登録例】
- 「あ」と入力して変換後メールアドレスが表示されるようにする
- 「d」と入力して変換後に電話番号が表示されるように登録する
※登録辞書の「よみ」を忘れると、出てこない、考え中に誤表示されてウザく感じる時も…
もし登録した辞書を削除したい時は「ユーザー辞書」画面の左下最下部にある「編集」をタップします。
登録単語の左横に「-」ボタンが出てきたら、そこをタップして削除完了です。
キーボードを切り替えて使う方法
社外アプリを使っていて不安定になったり、たまに標準キーボードへ戻したい時(プライバシー情報入力時など)には一発で使用するキーボードを切り替える事ができます。
- キーボー表示画面で「地球」マークをロングタップします。
- 表示された候補から切り替えたいキーボードをタップする。
絵文字をキーボードから削除する
iPhone特有の絵文字がありますが、たまにウザっって思うことがあります。
普段あまり使わないならいっそ削除してしまいましょう!
- 「一般」→「キーボード」一番上にある「キーボード」をタップ
- 画面右上「編集」をタップ
- 「絵文字」の左側の表示される赤のマイナスをタップで削除完了!
※もちろん後から復活可能です!
鍵カッコを簡単入力する
iPhone標準の日本語入力画面で「や」のところでフリック入力するみたいに左右に指をスライドします。
- 「や」の左側にフリック:「(鍵括弧始まり)
- 「や」の右側にフリック:」(鍵括弧閉じ)
※社外アプリでは鍵括弧「」ではなく( )になったりします。
4桁の数字入力で日付・時刻に変換
時刻や日付を入力したい時は4桁の数字を入力すると変換候補にその文字が表示されるので、入力したい文字をタップで書き込みができます。
日付は「今日」と入力するのと同じ様にその日の日付が変換候補に表示されます。
西暦・元号は「ことし」と入力する
こちらも変換候補に表示されるので、書き込みたい候補をタップで選択してください。
郵便番号7桁入力で住所に自動変換
iPhoneの数字キーボードを選んで、テンキーで郵便番号7桁を入力するだけで所在地が変換候補に表示されます。
「々」を入力するには?
数字キーボード利用中に「8」を上にフリックすると「々」と入力できます。
※「フリックのみ」機能をOFFにしていてもOK
手書き入力するキーボードをインストール
あまり知られていない機能で「簡体字中国語」キーボードを追加すると、漢字を手書きで入力することができるようになります。
詳細は省いて…
- 「設定」~「新しいキーボードを追加」→「簡体字中国語」→「手書き」をタップ→「完了」
- 入力画面でこの文字をタップ
- 開いているスペースが手書き入力欄に変化します。
↓
実際の手書き入力の表示され方
入力ミスはiPhoneを左右にシェイクで削除する
キーボードのバックスペースとどちらが効率的か?はさておき…
入力した文字を一括で削除したい時は入力画面でiPhoneを左右にシェイク(ゆさぶる)と「取り消す – 入力」と表示されます。
そのまま「取り消す」をタップすると、入力中の文字が全て消えます。
これは改行して次の文章が入力されていても全て削除されるので、一文節ではなく入力欄のテキスト全てに適用されると覚えていてね。
イオスオススメの使い勝手の良い社外キーボードアプリ
画像/動画も背景に貼れてアスキーアートも使える「flick」
⇒ iPhoneの文字入力を効率よくする社外アプリ「flick」の使い方
キーボード入力をマスターすれば、文字入力が効率よくなるだけじゃなくて楽しいコミュニケーションができるようになりますよ!