iPhoneの動きを遅くしたり不安定に
させる原因として「キャッシュ」が
とりあげられることがよくあります。
ただ素人にとっては、どのキャッシュ
が原因なのか?わかりませんよね?
そもそも「キャッシュ」といっても、
実は2種類あるんですよ。
今回は2種類の「キャッシュ」を
削除するための方法を解説します。
削除したいキャッシュは端末かアプリか?で違う操作方法を駆使しよう!
ただ「キャッシュ」といっても大きく分けて2つに分類されます。
iPhoneが動作するために使っているシステムキャッシュ。
もうひとつがアプリやブラウザが使っているキャッシュ。
どのキャッシュを削除したいのかで操作方法が違います。
アプリによっても設定から呼びだせたり、機能として存在しなかったりいろいろです。
iPhone個別アプリのキャッシュを削除する
まずはアプリのキャッシュを削除する方法からです。
個別アプリについては、それぞれのアプリによってやり方が違います。
「設定」メニューからたどれば、だいたい削除できると思うので探してみてね。
今回は代表的なアプリでのキャッシュ削除方法を参考にして、個別アプリでも操作してみてください。
「Safari」のキャッシュを削除する
- iPhoneの「設定」→「Safari」をタップ
- 画面下側にある「①履歴とWebサイトデータを消去」をタップ
- 同画面内に表示される「履歴とデータを消去」をタップ
※同じ画面の「自動入力」で「自分の情報」と「ユーザ名とパスワード」がONであればパスワードなどが消えることもありません。
Google Chromeのキャッシュを削除する
- 「Google Chrome」アプリを起動
- 画面右上にある縦に「…」をタップ
- 表示されたメニューから「履歴」をタップ
- 画面左下に表示されている赤文字の「閲覧履歴を消去…」をタップ
※同じ画面の右側にある「編集」をタップすると、任意で候補選択後に削除もできます。 - ①表示されたメニューから必要な候補をタップしてチェックマークをつける
②「閲覧履歴の消去」をタップする
③再確認メニューの「閲覧履歴の消去」をタップする
これでキャッシュ等のデータを削除できました。
LINEのキャッシュを削除
- LINEアプリを起動したら「その他」→画面右上の「設定(歯車マーク)」→「トーク」→「データの削除」の順にタップ
- 削除したいデータの各項目をタップしてチェックマークをつける
↓
「選択したデータを削除」をタップ
Twitterのキャッシュを削除
- Twitterアプリ起動後、画面最下部右側の「プロフィール」→次に表示される画面上部の「設定(歯車マーク)」をタップ
- 表示メニューの中から「設定」をタップ
- 「データ利用の設定(or「ストレージ」と表示されている人もいる)」をタップ
- 「ウェブサイトストレージ」の各データで削除する
・メディアストレージ:画像、Vine等のデータが削除できる
→「メディアストレージを削除」をタップ
・ウェブページストレージ:ウェブサイトのページ、クッキー、保存済みのログイン情報
↓
さらに2段階に分かれているので、それぞれお好みで操作してください。
・「ウェブページストレージを削除」:一時的に保存しているウェブページサイトのページ情報を削除
・「全てのウェブサイトストレージを削除」: ウェブサイトのページ、クッキー、保存済みのログイン情報が全部削除される
Twitter公式アプリの場合、他にアプリ自体をアンインストールすることで全部のデータを削除。
不具合の解消とするノウハウもあります。
Twitterの再インストール(データが残る方法)
- iPhoneの「設定」→「一般」→「ストレージとiCloudの使用状況」→「ストレージ」の項目内の「ストレージを管理」で現在使用中のアプリ一覧が表示される。
- 一覧の中から「Twitter」アプリを探してタップ→「Appを削除」をタップ
※警告として書類とデータも一緒に削除されるとメッセージが出ますが、気にせず削除です。 - 「設定」まで戻って「Twitter」をタップ→「インストール」をタップします。
※アイコンの下にアカウントが表示されているはずです。
インストール後、起動させるとログインされた状態で再び使う事ができます。
もし目的のアプリ内で「キャッシュの削除」がない場合は、アプリを終了させることでその代わりとなるはずです。
iPhoneの端末キャッシュを削除する
iPhoneに内蔵されているCPUでは、処理を素早く行うためにデータを受取る一時保管所の「(一次)キャッシュ」があります。これを削除するためにはいくつか方法が用意されています。
iPhoneが不安定になったり、いきなりフリーズした場合に試すとあっさり動いたりサクサクになったりします。
マルチタスクから強制アプリを終了させてキャッシュクリア
使い終わったアプリを「マルチタスク」で呼び出してスワイプ(アプリ表示画面を上にスライドさせる)して終了させましょう。
iPhoneはマルチタスクなので、裏で待機させる事ができます。
ただ、この操作はApple社が「無意味」としています。
…というのも、バックグラウンドにあるアプリはメモリもネット通信も全ての動作がストップされている状態にあるそうです。
この機能のおかげで電池の消耗も防げるそうなので、イオスもこれは無意味な操作かなーと思っています。
簡易リセット
あまり知られていませんが、社外アプリいらずでiPhoneのメモリを解放する事ができます。
- ホーム画面で「スリープ」ボタンを長押しする
※「AssistiveTouch」の「画面をロック」をロングタップでも呼び出せる。 - 「スライドで電源オフ」の画面を表示させる
- ホームボタンを長押しする(5秒以上)
この画面が出たら何もせずに放置する。 - 自動でホーム画面へ戻る(メモリ解放完了!)
キーボードの入力支援機能のキャッシュをクリアする
iPhoneで使うキーボードには予測変換機能がついています。
使えば使うほど入力変換候補が増えて便利にサクサク文字入力できるのですが、多くなりすぎるとこれも動きを遅くする原因になります。
たまにキャッシュをクリアしてサクサクを取り戻しましょう!
※登録済みの「ユーザー辞書」は消えないので安心してね。
- 「設定」→「一般」→「リセット」→「キーボードの変換学習をリセット」をタップ
iPhoneの「再起動」で全部のキャッシュをクリアする
iPhoneの「システムの再起動」をすれば、メモリ内に溜まっている解放できなかったキャッシュをクリアできます。
しかもこれ、どんな不具合にも対処できる?原点であり最強の処置なんです。
全iPhone共通
- 「スリープ/スリープ解除ボタン」を「スライドで電源をオフ」スライダが表示されるまで押し続ける
出典:https://support.apple.com/ja-jp/HT201559 - 「スライドで電源オフ」スライダを右にドラッグして電源を切る。
- 電源がオフになったら、Apple ロゴが表示されるまで「スリープ/スリープ解除ボタン」を再び数秒間押したままにする。
- (設定中であれば)パスコードを入力
強制「再起動」でiOSを再起動してキャッシュをクリア
iPhoneモデル別の「強制再起動」方法です。
ホームボタンが「感圧式」かそうでないかでやり方が変更されました。
iPhone7以前のモデル
- 「スリープ/スリープ解除ボタン」と「ホームボタン」を同時に 10 秒以上、Apple ロゴが表示されるまで押し続けます。
- 画面にAppleのりんごマークが現れたら指を離す。
システムの再起動が始まる。
iPhone7~
- 「スリープ/スリープ解除ボタン」と「音量を下げるボタン」を同時に10 秒以上、Appleのりんごマークが表示されるまで押し続けます。
- 画面にAppleのりんごマークが現れたら指を離す
システムの再起動が始まる。
ちなみに従来モデルで同じ操作をすると「スライドで電源オフ」が表示されます。
「キャッシュ」だけでもこんなにも操作方法があるんですね。
今回の操作方法をマスターすれば、iPhoneがいつでもサクサクに動いてくれたり不安定な状態から解放できるので安心ですよ!